サマリア人女性との実り多い対話を終えた主イエスのお心は、深い喜びに満ちていたのではないでしょうか。主イエスの目には、色づいて刈り入れを待つばかりの実り多い畑が見えています。 「刈り入れまでまだ四か月もある」。この弟子たちの言葉は、彼らの心に隠された、霊的な理解力の鈍さを示しています。主イエスの目に見えているものが弟子たちには見えていません。今日の教会もまた、豊かな収穫の畑を見過ごしているかもしれません。刈り入れまでの日数を、数え損なっていることも考えられます。時代の認識、伝道の緊急性について、主イエスと教会の間に、開きがあるのは悲しいことです。「あなたがたは、『刈り入れまでまだ四か月もある』と言っているではないか。わたしは言っておく。目を上げて畑を見るがよい。色づいて刈り入れを待っている。既に、刈り入れる人は報酬を受け、永遠の命に至る実を集めている。」(ヨハネ4:35-36)