月刊誌リジョイス 聖書日課 2013年5月27日(月)

エゼキエル26章 何が本当の栄誉か

「こうしてわたしは、穴に下る者たちと共に、お前をいにしえの民の中に落とす。また、お前を穴に下る者たちと共に、永遠の昔からの廃虚のような深い地に住まわせ、お前が生ける者の地で栄誉をもって住むことができないようにする。」(エゼキエル26:20)

 26章からはしばらく、ティルスへの預言が語られます。ティルスには、「華やかな宮殿」(12節)がありました。支配者たちは、礼服を身に着け、美しく織った衣服で着飾っていました(16節)。ティルスは、まさに「誉れある町」(17節)でした。

 しかし、そのようなティルスが、もはや生ける者の地で栄誉をもって住むことができないようにする、お前を恐怖に落とす、お前は無に帰する、と預言者は主の厳しい裁きの言葉を語ります。ティルスは、自分たちの富を大いに楽しみ、欲望に溺れた生活をしていたのです。

 このような生活は、私たちに幸いをもたらしません。真に富んでおられる神にすべてを向けるところに、私たちの豊かさがあります。

 パウロは、「誇る者は主を誇れ」(2コリ10章17節)と信仰者がただキリストを誇りとすることを教会に訴えました。目に見えるさまざまな富や誘惑が私たちを取り囲む中で、富める者にくだされる裁きの恐ろしさを心に留め、私たちは誤ることなく救い主を仰ぎたいと思います。

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