月刊誌リジョイス 聖書日課 2013年5月25日(土)

ヤコブ3章 知恵による言葉

上から出た知恵は、何よりもまず、純真で、更に、温和で、優しく、従順なものです。憐れみと良い実に満ちています。偏見はなく、偽善的でもありません。義の実は、平和を実現する人たちによって、平和のうちに蒔かれるのです。(ヤコブ3:17-18)

 古来より、「文は人なり」と言われます。文章を見れば、書き手の人柄がわかるということですが、「話し言葉」も、語り手の人柄と人格が表れています。書き言葉にせよ、話し言葉にせよ、「言葉」は、その人の「心のあり方」の表れです。よく、「心にもないことを口にした」ということがありますが、実は、「心にあること」、つまり心の中の思いや動機がすべて言葉となって出てくるのです。

 神をほめたたえていたその同じ口で、人の人格を深く傷つける言葉を投げつけることも、時には相手を死にまで追い込んでしまうこともあります。誰もが、このような罪を犯す可能性を秘めています。

 真に相手を生かし、慰め、時には厳しくとも愛ある言葉を口にするためには、知恵と分別が求められます。それは、私たちの中にある「この世の知恵」ではなく、神から与えられる「上から出た知恵」です。私たちの心と魂がイエス・キリストに服しているならば、出てくる言葉は、塩で味付けされた快い言葉になるのです(コロ4章6節)。

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