月刊誌リジョイス 聖書日課 2013年5月4日(土)

1コリント12章 人との比較をやめなさい

ここであなたがたに言っておきたい。神の霊によって語る人は、だれも「イエスは神から見捨てられよ」とは言わないし、また、聖霊によらなければ、だれも「イエスは主である」とは言えないのです。(1コリント12:3)

 12章は、信徒に与えられた聖霊の賜物について語っています。一人一人に主から賜物が与えられているのは、全体の益になるためです(7節)。

 教会は、キリストの一つの体です。しかも、それは多くの部分からなっています。ですから、それぞれの賜物を用いて助け合い、励まし合いつつ、一つの体なる教会を建て上げてゆかなくてはならないのです。

 しかし、信仰の弱い私たちはとかく自分と他者とを比較してしまいがちです。そして優越感や劣等感の狭間を揺れ動くことがあるのです。その結果、あるときは傲慢に陥り、またあるときは自己卑下し自己憐憫を繰り返すこともあります。

 そのような私たちを見据えて、パウロは皆が聖霊の導きを受けているのだから「イエスは主である」と信仰告白することができるのだ、と確信を持つように語っています。主への真実な信仰告白こそ、賜物を活かす礎となるのです。大切なことは、人との比較をやめ、同じ主を共々に見つめるということです。

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