あなたがたは知らないのですか。聖なる者たちが世を裁くのです。世があなたがたによって裁かれるはずなのに、あなたがたにはささいな事件すら裁く力がないのですか。(1コリント6:2)
クリスチャン生活において、物事の是非善悪をわきまえることができる知恵が必要です。それは何が大きな問題か、また何が小さな、ささいな事柄かを判別する能力です。
コリント教会の人々は、この点を見失っていました。ですから、とても小さな問題を大きなこととしてしまい、しかも、それを教会内で解決しようとしないで、この世の裁判に訴えていたようです。さらに悪いことには、訴えられたのは弱い立場の人々でした。
お互いがお互いを裁き合っていたならば、教会は成長するどころか、この世の集団、いえ、それ以下になってしまいます。それも、弱い人が教会内で裁きの標的にされるなら、教会は衰退してしまうことでしょう。
私たちにとって大切なことは、何が最優先課題なのか、誰を守るべきなのかをしっかりと判別する能力です。コリントの教会は反面教師的に、このことを教えているのではないでしょうか。教会はキリストの愛を持って一致し、使命に生きていくとき、大いに祝福され成長していくのです。
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