月刊誌リジョイス 聖書日課 2012年12月18日(火)

マラキ1章 あなたを愛する主の愛は変わらない

わたしはあなたたちを愛してきたと
主は言われる。
しかし、あなたたちは言う
どのように愛を示してくださったのか、と。(マラキ1:2)

 マラキは、神殿の祭司たちとユダヤの人びとに「わたしはあなたたちを愛してきたと主は言われる」と語りました。それは彼らの間に、主の愛に対する不信が渦巻いていたからです。その不信は「どのように愛を示してくださったのか」という問いにあらわれています。主の救いがすぐに目に見える形で実現しなかったからです。

 マラキがこの主の言葉を語ったとき、バビロンによって破壊されたエルサレム神殿は、捕囚の地から帰還した人びとの手によって再建されていました。預言者ハガイが主の救いの時が近いことを預言したとき、その前提条件として主の神殿の再建を語りました。ですから、神殿が再建されたとき、人びとはすぐにでも主の救いが到来すると期待しました。しかし、主が異邦の国々の力を砕くということは実現せず、人びとの苦しい生活は少しも変わりませんでした。

 たとえ救いが目に見える形で実現していなくても、私たちを愛していると言ってくださる主の言葉を疑ってはなりません。

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