月刊誌リジョイス 聖書日課 2012年12月17日(月)

アモス9章 恵みに応えて仕えよう

イスラエルの人々よ。
わたしにとってお前たちは
クシュの人々と変わりがないではないかと
主は言われる。
わたしはイスラエルをエジプトの地から
ペリシテ人をカフトルから
アラム人をキルから、導き上ったではないか。
見よ、主なる神は罪に染まった王国に目を向け
これを地の面から絶たれる。
ただし、わたしはヤコブの家を全滅させはしないと
主は言われる。(アモス9:7-8)

 聖所は神との和解を象徴する場所であるはずですが、ここで神が語られる言葉は破滅の宣告です。ここまでくると、イスラエルの特権、選びの民、神の民であることは何の意味も持たないと断言されます。はなはだしい罪を犯しながら、特権を主張することなどできないからです。しかし、そのように主張する人びとがいたようです。

 イスラエルは何を考え違いしたのでしょうか。それはこの特権が神から与えられた恵みであることを理解せず、一種の地位であると思いこんだことです。恵みとは、本来受けるべき資格のない者にもかかわらずいただけることを言います。ですから、感謝をもって神に仕えることが求められます。

 仕えることもなく地位だけを主張する誤りは、今日でもあります。しかし、仕えなければ恵みを奪い取られるかも知れません。神の審判は徹底していますが、ヤコブの家の一部を残す憐れみが示されます。このことは後に福音がユダヤから始まり、サマリアに広がっていくことで実現しました。

コントローラ


スマートフォンの方はこちらから再生(mp3形式)
Copyright (C) 2012 RCJ Media Ministry All Rights Reserved.