月刊誌リジョイス 聖書日課 2012年10月1日(月)

雅歌3章 慕う人が見つかる

夜ごと、ふしどに恋い慕う人を求めても
求めても、見つかりません。
起き出して町をめぐり
通りや広場をめぐって
恋い慕う人を求めよう。
求めても、あの人は見つかりません。
わたしが町をめぐる夜警に見つかりました。
「わたしの恋い慕う人を見かけましたか。」(雅歌3:1-3)

 「恋い慕う人を求めよう」とは、夜の暗闇の中にあって、神の民イスラエルが、救いを待ち望んでいることを比喩的に表現しています。

 イスラエル(彼女)は、主なる神が共にいてくださると信じて安心して眠っています。ところが、彼女が目覚めると主なる神はおられません。彼女は主なる神を捜しに出かけるが、見つかりません。彼女は夜警、つまり、見張役としての預言者たちに遭遇します。しかし、彼らと別れるとすぐに、恋い慕う人が思いがけなく現れます。すなわち、救いを待ち焦がれる民のもとに、主なるキリストが出現されます。そして彼女、つまり、花嫁である教会は彼を迎え入れるのです。

 彼は、夜の闇の中に来られました。それも、すぐに、まったく予想もしないかたちで来られたのです。救い主は、神殿・教会に来られ、民との愛の交わりを完成されます。私たちは、慰めを切望する失意の夜を過ごすことがありますが、その時こそ主を呼び求めます。再臨信仰に生きる者にとって、主との出会いは、すぐに、突然に与えられます。

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