月刊誌リジョイス 聖書日課 2012年8月27日(月)

歴代上3-4章 小さき者の祈りを聞かれる神

またヤベツがイスラエルの神に、「どうかわたしを祝福して、わたしの領土を広げ、御手がわたしと共にあって災いからわたしを守り、苦しみを遠ざけてください」と祈ると、神はこの求めを聞き入れられた。(歴代上4:10)

 ユダ族のリストの中で「ヤベツ」という名前が突然現れます。この「ヤベツ」という人物について知り得ることは、ただ彼が兄弟の中で最も尊敬されていたこと、彼を難産の末に産んだために彼の母がその名を付けたというだけです。

 しかし、その時代の人びとは、名前が人生を運命づけるがごとくに信じていました。ですから、彼の名前が彼の生涯を苦しめたのではないかと想像されています。その彼がイスラエルの神に、「災いからわたしを守り、苦しみを遠ざけてください」と祈ると、神はその願いを聞き入れてくださいました。

 私たち人間は、誰でも生きること、また死ぬことそのものに不安を抱きます。これが罪ある、弱い私たち人間の宿命のようなものです。しかし、その中で、キリストを信じて神に祈ります。すると、名もなく拙い私たちの祈りに、神は耳を傾け、祈りに応えてくださいます。神のものとされた私たちは、このような神との交わりをもつ幸いの中で日々生かされているのです。

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