月刊誌リジョイス 聖書日課 2012年8月21日(火)

哀歌5章 立ち帰らせてください

主よ、御もとに立ち帰らせてください
わたしたちは立ち帰ります。
わたしたちの日々を新しくして
昔のようにしてください。
あなたは激しく憤り
わたしたちをまったく見捨てられました。(哀歌5:21-22)

 哀歌は、力をもった慰めの書です。哀歌は、非常に深い悲しみを語り、深く悲しむ者に言葉を与えてくれます。それとともに、私たちに、あらゆる悲しみの一番深いところにある事柄に、目を向けさせてくれます。

 結びの言葉は、「主よ、御もとに立ち帰らせてください。わたしたちは立ち帰ります」という祈りの言葉です。預言者はエルサレムの再建や捕囚からの解放を祈るのではありません。そうではなく、神との関係の回復を祈り求めています。なぜなら、このことこそが根本的なことだということに気付いていたからです。

 私たちも、さまざまな悲しみや苦しみを経験します。しかし、しばしば私たちは、起こっている事柄だけに心奪われ、その奥で問われていることに、目を向けません。今、私たちがこの社会で、あるいは個々の人生で味わっている苦しみは、神へと立ち帰るために与えられた機会なのかもしれません。主なる神のもとに立ち帰るのに、遅すぎるということはありません。

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