月刊誌リジョイス 聖書日課 2012年7月16日(月)

エレミヤ31章 新しい契約

来るべき日に、わたしがイスラエルの家と結ぶ契約はこれである、と主は言われる。すなわち、わたしの律法を彼らの胸の中に授け、彼らの心にそれを記す。わたしは彼らの神となり、彼らはわたしの民となる。(エレミヤ31:33)

 律法(契約)は神と人との関係を定め、神殿は神の臨在を示していました。しかしイスラエルはこの契約を、行動においては偶像礼拝という形で、心においては傲慢さと、神と人への愛のなさという形で、破り続けてきました。

 エレミヤは、イスラエル滅亡後のユダに対して、エルサレムの滅びと神殿の破壊を預言しました。しかしそうなったら、ダビデが契約の箱を迎え、ソロモンが神殿を建てることによって実現した信仰共同体国家はどうなるのでしょう。

 エレミヤが語ったのは、律法に対する人の心の頑なさです。古い契約が頑なな心の民の違反によって破壊されたのですから、新しい契約は、頑なさが取り除かれた新しい心に記されねばなりません。

 エレミヤはこれがいつ誰によってなされるかという点までは預言することができませんでした。しかし、新約時代の私たちは、これが律法を完全に成就された主イエスによってなされたことを知っています。その主イエスを礎とする教会が新しい民とされました。

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