月刊誌リジョイス 聖書日課 2012年5月13日(日)

詩編127編 主が建ててくださる家

主御自身が建ててくださるのでなければ
家を建てる人の労苦はむなしい。
主御自身が守ってくださるのでなければ
町を守る人が目覚めているのもむなしい。(詩編127:1)

 この詩編にソロモンの名が冠されていますのは、主が神殿建築をダビデ王には許さず、その子ソロモンに託されたことを思い起こしてのことでしょう。

 また、旧約時代の読者は、ソロモン王が、多くの外国の神々を持ち込み、神の怒りを買い、滅びを招いたことをも知っています。賢いソロモンでも、主に従うことをやめるなら、神の守りはありません。主ご自身に寄りすがり、主に建てていただくのでなければ、人間の業はむなしい結果に終わります。

 しかし、主は、ソロモンの背信やイスラエルの罪をご存じですが、ご自分の神殿を見捨てることはありません。ダビデの子孫である主イエス・キリストを通して、主の神殿を再興してくださいました。それが教会です。

 ですから、教会もキリスト者の家も、主が建ててくださっていますので、むなしく終わることはけっしてありません。罪を犯し続ける弱さを知るからこそ、自分に頼ることなく、「主よ、建ててください」と主に寄りすがります。

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