月刊誌リジョイス 聖書日課 2012年5月5日(土)

ヘブライ8章 新しい契約

神は「新しいもの」と言われることによって、最初の契約は古びてしまったと宣言されたのです。年を経て古びたものは、間もなく消えうせます。(ヘブライ8:13)

 「見よ、わたしがイスラエルの家、またユダの家と、新しい契約を結ぶ時が来る」(8節)。8節から12節に引用されているのは、エレミヤ書31章31節〜34節の預言の言葉です。エレミヤはユダの王ヨシヤの時代に召しを受け、その後のバビロン捕囚の時代まで預言活動を続けました。危機の時代、神殿と宗教儀式を頼りにする人びとに向かって、迫害をうけつつも真の霊的覚醒を訴えたのです。

 エレミヤが告げた「新しい契約」は、主イエスによって成就しました。主イエスは、聖餐式制定の際、「この杯は、あなたがたのために流される、わたしの血による新しい契約である」(ルカ22章20節)と宣言されました。

 新約時代に生きる私たちにとって、神殿や「宗教儀式」それ自体が、救いの根拠とはなり得ません。救いは、主イエス・キリストの十字架と復活により、聖霊の注ぎによって与えられます。新しい契約に生きる新しいイスラエルの家、ユダの家、それが私たちキリスト教会です。

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