月刊誌リジョイス 聖書日課 2012年3月12日(月)

ハバクク3章 わたしは喜び踊るか

いちじくの木に花は咲かず
ぶどうの枝は実をつけず
オリーブは収穫の期待を裏切り
田畑は食物を生ぜず
羊はおりから断たれ
牛舎には牛がいなくなる。
しかし、わたしは主によって喜び
わが救いの神のゆえに踊る。(ハバクク3:17-18)

 ハバククは、神殿の聖歌隊に関係があった預言者と考えられます。3章に楽調を指示する祈りが出てくるからです。

 ここでハバククは、1章での神への訴えとは異なり、神への信頼と賛美を力強く歌っています。不法に満ちた社会に神の裁きが速やかに下ることを願いつつ、神の憐れみを切に祈ります。

 その内容は、神がすでに過去の歴史において、特に出エジプトの救いの御業において示され実証されてきた神の力であり栄光です。山々、大地、川、海は人間を越えた存在であり、またシナイ山やナイル川、紅海、ヨルダン川は特に神がその大いなる御業を示された舞台です。過去を振り返ってみても、間違いなく神の救いと裁きの足跡があるのです。

 たとえ先が見えず不透明でも、また大地が荒れ果てたとしても(17節)、賛美と希望の喜びは私たちから奪い取られることはありません。私たちも、過去の神の御業を振り返り未来の希望を歌う賛美を、高らかに歌いましょう。

コントローラ


スマートフォンの方はこちらから再生(mp3形式)
Copyright (C) 2012 RCJ Media Ministry All Rights Reserved.