月刊誌リジョイス 聖書日課 2012年3月7日(水)

ハバクク2章 信仰によって生きる人

それは終わりの時に向かって急ぐ。
人を欺くことはない。
たとえ、遅くなっても、待っておれ。
それは必ず来る。遅れることはない。
見よ、高慢な者を。
彼の心は正しくありえない。
しかし、神に従う人は信仰によって生きる。(ハバクク2:3-4)

 ハバククは、嘆きに対する神からの答えをいただいても、すぐに納得できませんでした。カルデア人は異教徒であり、冷酷で強暴な国民です。彼らの前に諸国民は無力であり、ユダの地が彼らの容赦ない攻撃にさらされ、悲惨な事態に陥ることは、想像するだけでも耐えがたいものです。

 しかし主はハバククに「もうひとつの幻」を示されました。バビロン自体が、今度は激しく容赦のない神の裁きを受けるということです(5節以下)。略奪者・征服者が、略奪され、征服される者となり、神の怒りの杯が回ってくる。その時には、彼らの依り頼む偶像は全く役に立たず無力です。

 ユダの民にとってはこの先、長い苦難が続くことになりますが、神は確かにご自分の民を守られ、やがて高慢なカルデア人は、消え失せることになります。それがいつかを告げ知らされることがなくても、神の支配と約束に誤りはありません。真の信仰者は、いつの世でも、最後まで神に信頼し忍耐し、神の救いの時を待ち続けます。

コントローラ


スマートフォンの方はこちらから再生(mp3形式)
Copyright (C) 2012 RCJ Media Ministry All Rights Reserved.