月刊誌リジョイス 聖書日課 2012年3月3日(土)

2コリント3章 キリストの手紙

あなたがたは、キリストがわたしたちを用いてお書きになった手紙として公にされています。墨ではなく生ける神の霊によって、石の板ではなく人の心の板に、書きつけられた手紙です。(2コリント3:3)

 当時の伝道者たちは、教会からの推薦状を携えて伝道をすることがありました。なぜなら、間違った教えを語り、教会を混乱させる人たちがいたからです。しかし、パウロは推薦状を持たずに伝道をしていたようです。

 パウロは、自分にとって、コリント教会そのものが自分の推薦状になっているのだ、と語ります。なぜなら、彼らは、パウロをとおして語られた福音を信じて生きていたからです。また、あなたがたは、「キリストの手紙」とも言っています。手紙の執筆者はキリストご自身であり、そこには、私たちを罪から救い出す福音の言葉が刻まれています。

 キリストの手紙が、墨ではなく生ける神の霊によって記されているのは、石のような硬い人間の心を柔らかくし、神の救いを受け入れることができるようにするためです(エレ31章33節、エゼ36章26節)。私たちも、キリストが書いてくださった手紙として、まだ主を信じていない人たちの前に差し出されているのです。

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