わたしの愛する兄弟たち、こういうわけですから、動かされないようにしっかり立ち、主の業に常に励みなさい。主に結ばれているならば自分たちの苦労が決して無駄にならないことを、あなたがたは知っているはずです。(1コリント15:58)
「しっかり立ち」は、口語訳では「堅く立って」と訳されています。「しっかりした信念」のことで「立つ」ことよりも、どっしりと腰を落ち着けていることを表しています。「動かされないように」という言葉は、新約聖書ではここにしか出てこない言葉で、動揺や変更のないこと、そこから不動不変なことを表しています。即ち「確固たる信念で不動になれ」と命じられているのです。
弱く、危うい私たちが確固・不動で「動かされないようにしっかり立ち、主の業に常に励みなさい」と勧められているのです。「主の業」とは、伝道してキリスト教会を建てる働きのことです。
「主に結ばれているならば自分たちの苦労が決して無駄にならない」とは、もちろん、復活のときに「無駄にならない」という意味です。キリストは私たちをよみがえらせてくださるのですから、主にあっての苦労はむなしくないのです。
この年も、主の業に祈りつつ励む者となりましょう。
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