13節からは、祝福と呪いについて記されています。これは、契約の一部です。神はかつてシナイ山でイスラエルの民と契約を結ばれました(出19章以下)。後にモアブの地でも契約を結ばれました(申28章69節以下)。やがて、シケムでも契約が結ばれます(ヨシュ24章)。その際に、契約の一部としていつも祝福と呪いがあります。契約条項を守って祝福を得るようにと勧められています。見よ、わたしは今日、あなたたちの前に祝福と呪いを置く。あなたたちは、今日、わたしが命じるあなたたちの神、主の戒めに聞き従うならば祝福を、もし、あなたたちの神、主の戒めに聞き従わず、今日、わたしが命じる道をそれて、あなたたちとは無縁であった他の神々に従うならば、呪いを受ける。(申命記11:26-28)