月刊誌リジョイス 聖書日課 2011年10月13日(木)

マルコ5章 心の声を聞き分けるイエス

イエスを遠くから見ると、走り寄ってひれ伏し、大声で叫んだ。「いと高き神の子イエス、かまわないでくれ。後生だから、苦しめないでほしい。」イエスが、「汚れた霊、この人から出て行け」と言われたからである。(マルコ5:6-8)

 汚れた霊に取り憑かれ、墓場を住まいとする男性がいました。自分の心も体も悪霊に支配される彼の人生は悲惨きわまりないものであったと言えます。しかも、彼の口を通して出るのは、彼自身の言葉ではなく、彼を支配する悪霊が発する言葉でしかありませんでした。彼は、主イエスに助けを求めることすらできない状況に置かれていました。

 しかし、主イエスは、自分の言葉さえ発することのできないこの人の心の叫びを聞いてくださり、彼を助けられました。

 私たちにも、主イエスに何を祈り求めてよいのか、本当にわからないときがあります。私たちの心の中に分裂が生じてしまっているからです。神に従おうと願う思いを妨害するさまざまな思いが、私たちの心を支配するときがあります。

 それでも、私たちは今日も主イエスに祈ります。私たちの心に、たとえ分裂があっても、主イエスは助けを求める私たちの心の声を聞き分けてくださるからです。

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