月刊誌リジョイス 聖書日課 2011年9月28日(水)

イザヤ60章 主があなたの光となる

太陽は再びあなたの昼を照らす光とならず
月の輝きがあなたを照らすこともない。
主があなたのとこしえの光となり
あなたの神があなたの輝きとなられる。(イザヤ60:19)

 苦しみにあえぐ民を励まして、預言者は輝かしい未来を指し示しました。暗闇が覆う世界に主の栄光が輝き出るというのです(2節)。

 今まで痛切に味わった困窮が終り、礼拝に必要な品々を含むすべてのものが豊かに与えられる具体的な有様を預言者は描き出しました(4〜18節)。その後に、未来の世界の驚くべき有様が描き出されます。その世界には、太陽も月もなく、主ご自身が光となる、というのです。これは世の終わりの天国完成の姿です(黙21章23節)。預言者は、天国の希望によって民を励ましていたのです。

 この天国の描写は、決して私たちの現実から遠いものではありません。私たちの日々を明るくするのは、太陽や月よりも、光であられる主のご存在です。たとえ日々の苦しみに押しつぶされそうになっても、この主の光に照らされるからこそ、また、この光の主を仰ぐことを許されているからこそ、ここに希望があります。この希望こそ、苦しむ私たちを励まし支える確かな土台です。

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