月刊誌リジョイス 聖書日課 2011年3月19日(土)

1コリント8章 愛は人を造り上げる

偶像に供えられた肉について言えば、「我々は皆、知識を持っている」ということは確かです。ただ知識は人を高ぶらせるが、愛は造り上げる。(1コリント8:1)

 1節にある知識とは、「世の中に偶像の神などはなく、また、唯一の神以外にいかなる神もいない」ということです。それゆえ、ある人びとは偶像に供えられた肉を平気で食べ、偶像の神殿で行われる共同の食事にも参加していました。

 しかし、パウロはこの知識が誰にでもあるわけではないことを指摘します。偶像に供えられた肉を食べることは、偶像崇拝をすることだと考える人もいたのです。それゆえ、パウロは「知識は人を高ぶらせるが、愛は造り上げる」と語り、兄弟姉妹への愛を行動の基準とするように呼びかけました。

 ここには、自分たちの行動によってつまずく兄弟姉妹のためにもキリストは死んでくださったという事実があります。それゆえ、彼らの弱い良心を傷つけることは、彼らのために死なれたキリストに対して罪を犯すことになります。

 そのようなことがないように、私たちの自由を用いていきたいと思います。知識と論理で弱い人を弾き出すのではなく、人を造り上げる愛を追い求めましょう。

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