月刊誌リジョイス 聖書日課 2011年3月11日(金)

1コリント4章 わたしに倣う者になりなさい

キリストに導く養育係があなたがたに一万人いたとしても、父親が大勢いるわけではない。福音を通し、キリスト・イエスにおいてわたしがあなたがたをもうけたのです。そこで、あなたがたに勧めます。わたしに倣う者になりなさい。(1コリント4:15-16)

 パウロに対して、コリント教会の一部の人たちからの批判が生じていました。このことに対して、パウロは「わたしを裁くのは主なのです」(4節)と語り、主イエス・キリストこそ全ての判断の基準であることをはっきりと示しました。

 ここで、コリント教会の信徒との関係において、パウロは自分のことを父にたとえました。パウロは、コリント教会の単なる養育係ではありません。つまり、信仰の子であるコリント教会の人びとは、パウロに似た者になるのです。パウロは、コリント教会に、父親である自分の奉仕と忍耐と祈りの後ろ姿にならって教会生活を送りなさいと語っています。また、フィリピ教会にも、「わたしから学んだこと、受けたこと、わたしについて聞いたこと、見たことを実行しなさい」(フィリ4章9節)と勧めています。

 パウロは、自分が裁かれることを自覚し、誰が自分を裁くお方であるかを知っていました。私たちは、パウロのように主に仕える先達者の後ろ姿から目を逸らしてはなりません。

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