月刊誌リジョイス 聖書日課 2010年12月26日(日)

詩編84編 神の家の幸福

あなたの庭で過ごす一日は千日にまさる恵みです。…
主は太陽、盾。
神は恵み、栄光。
完全な道を歩く人に主は与え
良いものを拒もうとはなさいません。
万軍の主よ、あなたに依り頼む人は
いかに幸いなことでしょう。(詩編84:11-13)

 美しい言葉の数々が、神殿への思慕を高めてゆきます。これほどに教会を愛せたら、とその憧れが伝わるようです。それは本当に幸せなことです。その人は神の家に満ちている、本当の愛を知っているのですから。

 しかし、この募る想いには、それが失われたときの悲しみも感じられます。この詩は「幸い」を歌い、神への賛美に憧れを抱きます。おそらく周囲には危険な状況があるのでしょう。そのなかにあっても、神の家の幸せは、神の支えがあってこそ守られます。

 もちろん、喜びいっぱいの礼拝が献げられる聖所への憧れは、神との交わりの麗しさへの憧れに違いありません。主は太陽、盾、恵み、栄光(12節)。「真・善・美」と表される神の性質とはまた一味違う、明るさと力に満ちた、神への信頼の表明です。人生の価値はこの世のものでは計れません。長寿も快適な環境も、主を失えば無に帰します。人生の活力の源は、完成への道を備えたもう神をたたえる礼拝のなかにあります。

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