その人たちに自由を与えると約束しながら、自分自身は滅亡の奴隷です。人は、自分を打ち負かした者に服従するものです。(2ペトロ2:19)
ペトロはこの章で、偽教師たちのことを語っています。彼らは、自分たちの贖い主であるキリストを拒否すると共に、「みだらな楽しみ」にふける者たちです(1〜3節)。
また、今日の聖句にある「その人たち」とは、「迷いの生活からやっと抜け出てきた」(18節)信仰に入ってまだ間がない者たちのことです。偽教師たちは、そのような者たちを唆し、「肉の欲やみだらな楽しみで誘惑」(同節)します。彼らに滅びからの解放を約束しながら、自分たち自身が、「滅亡の奴隷」となっています。
私たちは、一度神を信じても、私たちを神から引き離そうとする悪の力は強く、ともすれば、信仰生活が逆戻りしてしまうこともあります(21、22節)。偽教師に惑わされることがあってはなりません。むしろキリストに征服されるのです。キリストの奴隷となり、キリストに服従する生活をして初めて、私たちを救いに導いてくださった神が、どんなにすばらしいお方であるのかが分かるのです。
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