月刊誌リジョイス 聖書日課 2010年12月9日(木)

テトス1章 永遠の命の希望に生きるために

わたしが使徒とされたのは、神に選ばれた人々の信仰を助け、彼らを信心に一致する真理の認識に導くためです。これは永遠の命の希望に基づくもので、偽ることのない神は、永遠の昔にこの命を約束してくださいました。神は、定められた時に、宣教を通して御言葉を明らかにされました。(テトス1:1-3)

 パウロは、クレタ島に残して来たテトスに大切な任務を指示しています。それは、パウロが仕残した仕事を整理し、町ごとに長老たちを立てること(5節)でした。

 この背後には「不従順な者、無益な話をする者、人を惑わす者が多い」(10節)という問題がありました。そして、彼らから教会を守るためには、「健全な教えに従って勧めたり、反対者の主張を論破したりすること」(9節)が必要でした。そのために、パウロは、テトスに「永遠の命の希望」に基づく教えを託し、また、その教えを託すことができる長老の任命をテトスに命じました。これらはすべて、クレタ島の諸教会に集う人びとの信仰を助け、彼らを約束された「永遠の命の希望」に生きる者とするためでした。

 人が「永遠の命の希望」に生きるためには、その教えを宣教する人が必要です。パウロは、自らの使徒としての召しがこのためであることを、弁えていました。福音の宣教者や長老が、次々に起こされますようにお祈りください。

コントローラ

Copyright (C) 2010 RCJ Media Ministry All Rights Reserved.