月刊誌リジョイス 聖書日課 2010年10月21日(木)

ルカ24章 平和の君イエス・キリスト

イエス御自身が彼らの真ん中に立ち、「あなたがたに平和があるように」と言われた。(ルカ24:36)

 平和(シャローム)という言葉は、ただ争いがない状態を意味するだけではなく、命に満ちあふれ充実した状態を意味します。弟子たちは、復活の主を亡霊と思うほど恐れおののき(37節)、シャロームからほど遠い状態でした。その弟子たちのところに、復活の主は、平和をもたらそうとやって来られました。

 主イエスが降誕されたとき、天使たちは「いと高きところには栄光、神にあれ、地には平和、御心に適う人にあれ」(2章14節)と歌いました。主イエスの到来は地に平和をもたらす、と告げています。この御言葉は、誕生においてだけでなく、十字架と復活の出来事において、成就しています。

 ここで、「天使は『御心に適う人に』平和あれと言ったのではなかったのか。弟子たちは本当に御心に適う人なのか」という疑問が、出てくるかもしれません。けれども、主イエスは十字架で弟子たちの罪を赦し、神の御心に適う者とみなしてくださいました。主イエスは、今に至るまで、キリストに寄りすがる人びとにまことの平和を与えてくださっています。

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