月刊誌リジョイス 聖書日課 2010年10月18日(月)

サムエル下20章 神が用いられる奉仕

「わたしはイスラエルの中で平和を望む忠実な者の一人です。あなたはイスラエルの母なる町を滅ぼそうとしておられます。何故、あなたは主の嗣業を呑み尽くそうとなさるのですか。」(サムエル下20:19)

 シェバというアブサロム以上に危険な人物による反乱を、王位を回復したダビデは防ぐことができませんでした(5節)。再び訪れた危機のときに、王国は、一人の女性によって救われました。

 ヨアブたちは、反逆者シェバが逃げこんだベト・マアカのアベルという町を攻めます。作戦は、町を包囲して高い塁を築き、城壁を崩そうという大々的なものです。すると、その町の一人の女性が、作戦の実行を思いとどまらせました。彼女は、知恵を用いて住民にシェバを殺させました。それにより町と住民は、破壊と流血の惨事を免れることができました。

 この女性の家柄もその名も知ることはできません。「わたしはイスラエルの中で平和を望む忠実な者の一人」と名乗り、アベルの町を「イスラエルの母なる町」、「主の嗣業」と告白した人だ、と紹介されているだけです。この女性は、神に遣わされ、神に用いられて、このような働きをしました。神は、平和のために今も、私たちの働きをも用いてくださるでしょう。

コントローラ

Copyright (C) 2010 RCJ Media Ministry All Rights Reserved.