月刊誌リジョイス 聖書日課 2010年10月9日(土)

ルカ20章 キリストこそ王の王

「どうして人々は、『メシアはダビデの子だ』と言うのか。ダビデ自身が詩編の中で言っている。『主は、わたしの主にお告げになった。「わたしの右の座に着きなさい。わたしがあなたの敵をあなたの足台とするときまで」と。』」(ルカ20:41-43)

 主イエスは、「ダビデの子にホサナ」という歓呼の声のなか、王としてエルサレムに入城なさいました。しかし、この章では主イエスを認めまいとする祭司長、律法学者たちから次々と議論をふっかけられます。程なくして、「ぶどう園と農夫のたとえ」で暗示されたとおり、十字架につけられ、殺されてしまいます。

 少なからぬ人が、主イエスのこうした「王らしくない」点につまずきます。人びとが求めていた救い主は、ダビデのような王であったのです。しかし、主イエスは、メシアであるご自分のことを、ダビデの主、ダビデ王をも凌駕する者だ、と語っておられます。

 そして、天の父なる神が、十字架で死なれた主を復活させ、ご自分の右の座に着け、キリストに逆らう敵を屈服させられます。父なる神が、主の言葉通り、主がダビデ以上の「王の王」であることを証明してくださいました。

 キリストを王とする神の力は、弱さを抱えている私たちにも及びます。救いは、間違いなく、人からではなく神から到来します。

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