月刊誌リジョイス 聖書日課 2010年8月22日(日)

詩編66編 全地よ、神の御業をたたえよ

神に向かって歌え
「御業はいかに恐るべきものでしょう。
御力は強く、敵はあなたに服します。
全地はあなたに向かってひれ伏し
あなたをほめ歌い
御名をほめ歌います」と。(詩編66:3-4)

 この詩編は、全地に呼びかけるスケールの大きな賛歌で、「恐るべき御業」(5節)を行ってくださった神への感謝を表しています。神がご自身の民のために不断に成し遂げ続けてくださる恵みの御業の数々が、この「恐るべき御業」に含まれています。イスラエルの歴史の中で経験された出エジプトなどの超自然的出来事が、ほめたたえられています。

 そして大切なことは、この詩人が神に「試みられた」という試練をも、恵みの御業のひとつとして数えていることです(10〜12節)。火と水の中を通った苦難の記憶も、あふれる豊かさに至る準備でした。主イエスの十字架の死もまた、死者の中からの復活に至る一過程でした。かつて実現した苦難からの救いが、今、試練のうちにある聖徒を慰めます。

 イスラエルを助け、主イエスを復活させられた神の御業は、「わたしに成し遂げてくださった」(16節)わたしのための救いです。この御業を思い起こすなら、どんな時も神は最善を備え、必ず私たちの祈りを聞かれるという確信もおのずと生まれてくるのです(20節)。

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