月刊誌リジョイス 聖書日課 2010年7月28日(水)

ゼカリヤ10章 迷い出た羊を連れ戻す羊飼い

わたしはユダの家に力を与えヨセフの家を救う。わたしは彼らを憐れむゆえに連れ戻す。(ゼカリヤ10:6)

 神殿の再建工事は、無事に完了しました。けれども、その神殿完成の喜びは、終末において実現される神の国到来の約束とは結びつけられませんでした。

 むしろ、イスラエルの民の関心は、この世へと向けられることになります。彼らは、神の言葉に聞くよりも、占い師や偽預言書の語る空しい声に耳を傾けようとします。そのため神の御心からますます離れ、この世の栄光を慕い求めていくことになります。

 そのような民の不信仰の原因は、本来彼らに主の言葉を取り次ぎ、彼らを主に向かわせるべきイスラエルの指導者たちの怠慢と無関心に大きな責任がありました。しかし主は、迷い出たイスラエルの民を御許へと連れ戻し、主の声に聞き従うようにされると宣言されます。

 主イエス・キリストは、真の羊飼いとして、迷い出た罪人である私たちを憐れんで神のもとへと連れ戻し、豊かな霊の糧である御言葉をもって養い、永遠の命へと導いてくださいます。今日も主の生ける御声に聞きつつ、神の国の進展のためにお仕えする者とさせていただきましょう。

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