月刊誌リジョイス 聖書日課 2010年7月5日(月)

サムエル上30章 分け合おう、主の恵み

「兄弟たちよ、主が与えてくださったものをそのようにしてはいけない。我々を守ってくださったのは主であり、襲って来たあの略奪隊を我々の手に渡されたのは主なのだ。…荷物のそばにとどまっていた者の取り分は、戦いに出て行った者の取り分と同じでなければならない。皆、同じように分け合うのだ。」(サムエル上30:23-24)

 ペリシテの領主たちに参戦を拒まれたダビデと兵士たちがツィクラグに戻りますと、アマレク人たちがツィクラグの町に火をかけ、彼らの愛する家族と財産を奪い去っていました。兵士たちは悲しみ、動転します。

 この時、ダビデは冷静に主の御心を尋ね、主に従って奮い立って、戦いに勝ち、奪われた家族や財産をすべて取り戻します。ところが、その戦利品の分け前のことで問題が起きました。疲れ果てて参戦することなく荷物の番をしていた二百名の兵には、分け前を与える必要はない、と一部の者が主張したのです。しかし、ダビデは、戦利品は主が与えてくださったものであり、同じように分けるべきだ、と彼らに諭しました。

 ダビデがこのように言ったのは、この戦利品が自分たちの力で得たものではなく、主の恵みによって与えられたものだからです。主の恵みは、「同じように分け合う」ものです。私たちも、富や愛など、たくさんの恵みを、主からいただいているのではないでしょうか。それらの恵みをも「同じように分け合う」とき、主への感謝が広がります。

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