月刊誌リジョイス 聖書日課 2010年6月22日(火)

サムエル上25章 知恵ある婦人との出会い

「また、主が約束なさった幸いをすべて成就し、あなたをイスラエルの指導者としてお立てになるとき、いわれもなく血を流したり、御自分の手で復讐なさったことなどが、つまずきや、お心の責めとなりませんように。主があなたをお恵みになるときには、はしためを思い出してください。」(サムエル上25:30-31)

 ユダの地マオンに、ナバルとその妻アビガイルが住んでいました。ダビデはナバルに援助を申し出たのですが、彼は申し出を断り、かえってダビデを侮辱しました。ダビデはこのことを怒り、四百人の者たちを武装させ、ナバルの一族を滅ぼそうとします。

 事の重大さに気付いたアビガイルは、ダビデに夫の非礼を詫び、主がダビデをイスラエルの王とされることを預言しました。そして、彼女はダビデが怒りを静め、無益な血を流して後悔しないようにと願いました。ダビデは、彼女の知恵によって無益な血を流すことから救われました。ダビデは自分で手を下さず、裁きを主の手に委ねました。主は10日ほど後にナバルを打ち、彼は死にました。

 このナバルの妻とダビデとのやり取りのなかに、大いなる主の働きを見ます。アビガイルは、神の御旨を示し、ダビデは、謙遜にアビガイルの言葉に心を開き、「主は、わたしを引き止め、あなたを災いから守られた」(34節)という確信に導かれました。主にある者の力強い語りかけは、人の心を動かし、災いから救います。

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