月刊誌リジョイス 聖書日課 2010年4月30日(金)

ヨハネ8章 アブラハムが生まれる前から

ユダヤ人たちが、「あなたは、まだ五十歳にもならないのに、アブラハムを見たのか」と言うと、イエスは言われた。「はっきり言っておく。アブラハムが生まれる前から、『わたしはある。』」(ヨハネ8:57-58)

 律法学者やファリサイ派は、主イエスの教えにますます抵抗しました。それは、彼らの信仰と教えが、アブラハムに根拠をもち、モーセ律法を中心としたものだったからです。それに対して、主イエスは「わたしの言葉を守るなら、その人は決して死ぬことはない」とモーセ律法を超える祝福を語っておられました。

 さらに、主イエスは「アブラハムは、わたしの日を見るのを楽しみにしていた。そして、それを見て、喜んだのである」(56節)と語り、ユダヤ人に対し「アブラハムが生まれる前から、『わたしはある』」と語りました。主イエスは、アブラハムより以前に神と共に永遠におられたお方である、と主張されました。

 信仰によって神を信じていた者は、たとえ旧約時代に生きた者たちであっても、主イエスによって救われていました(ヘブ11章13節)。そのような時空を超えた永遠なるお方が、彼らの目の前におられたのです。そして今、私たちの傍らにもおられます。恵みは遠くにではなく、今ここに、目の前にあります。喜びの声をあげて、主を受け入れましょう。

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