主はモーセに言われた。「わたしは、なおもう一つの災いをファラオとエジプトにくだす。その後、王はあなたたちをここから去らせる。いや、そのときには、あなたたちを一人残らずここから追い出す。」(出エジプト11:1)
神は、なぜ、十の災いをなされたのでしょうか。もちろん、頑なファラオを屈服させるのに必要でした。また、神は、それぞれの災いに教育的な意味をもたせ、ご自分がどのような神であるかを明らかにしておられたのです。
神は、魔術師ができない業を行い、エジプトの民からイスラエルの民を区別されるお方です。また、自然界を支配なさるお方であり、神の恵みと力は、エジプトの偶像を凌駕しています。十の災いがくだされたのは、神以上に他のものを愛したり、大事にしたり、拝んだりしてはいけない、ということを示すためです。
また、神の忍耐強さを人びとに示すためでもありました。私たちは罪を犯すことが多くありますが、神からすぐ罰を受けたり、いやなことが起こったりはしません。神は忍耐をもって私たちが神の御心を悟ることができる時を待っておられます。
しかし、神は決して罪を放置なさいません。災いや御言葉を通して、立ち帰る契機を何度も与えてくださいます。最後の審判がくだる前に、悔い改めて神に立ち帰りましょう。
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