月刊誌リジョイス 聖書日課 2009年11月23日(月)

ホセア7章 十字架、神に立ち返る道

彼らは心からわたしの助けを求めようとはしない。
寝床の上で泣き叫び穀物と新しい酒を求めて身を傷つけるがわたしには背を向けている。(ホセア7:14)

 イスラエルの民は今、荒廃、滅び、転落の淵に置かれています。そこまで厳しく追いつめられていてもなお、彼らは現実を理解せず、惰眠を貪っています。

 神への信頼の回復。それだけが救いと癒やしの道であるにもかかわらず、一時しのぎの政治的な策略でその困窮を解消しようとしています。主の民イスラエルの愚行と背信は、神ご自身を、諸国民の中で物笑いの種にするほどのひどさです。自分の賢さに頼って、神を除外するとき、人間も国家も、果てしない転落を避けることができません。

 「他国の人々が彼の力を食い尽くしても…白髪が多くなっても、彼はそれに気づかない」(9節)とは、何と過酷な言葉でしょうか。気づくときは、破滅のときでしかありません。そうならないように、神は必死で語りかけておられます。

 神に背を向けるイスラエルを癒やすため、神は、みずから歴史のただ中に歩み出てくださいました。地に落ちた神の名誉を回復する力はどこにあるでしょう。神が備えたキリストの十字架にのみ希望があります。

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