月刊誌リジョイス 聖書日課 2009年10月19日(月)

士師13章 繰り返し御心を祈り求める

マノアは、主に向かってこう祈った。「わたしの主よ。お願いいたします。お遣わしになった神の人をもう一度わたしたちのところに来させ、生まれて来る子をどうすればよいのか教えてください。」神はマノアの声をお聞き入れになり、神の御使いが、再びその妻のところに現れた。(士師13:8-9)

 士師記13章からサムソンの物語が始まります。その最初は、主の御使いによるサムソン誕生の告知です。

 御使いはマノアの妻に現れ、生まれて来る子を主に身を献げるナジル人として育てよと命じ、その子はイスラエルをペリシテの支配から救う先駆者になる、と告げました(5節)。この救いは後にダビデを通して実現しますが、サムソンは、無類の剛勇で、ダビデに先駆けて、単身、ペリシテと戦う神の器だったのです。

 上記のマノアの言葉は、自分の妻に主の御使いが現れて語ったことについて、もう一度、神が語ってくださることを求めた祈りです。マノアは、主の御使いが語った言葉を妻から聞いていましたが、生まれてくる子をどうすればよいのか教えてください、と祈り求めています。そこには、主の御心を繰り返し求める熱心さがあらわれています。そして、神は憐れみによって、マノアの祈りを聞き入れてくださり、再び御心を語ってくださいました。

 主は、私たちが求めるなら、繰り返しをいとわずに、御心を明らかにしてくださるのです。

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