月刊誌リジョイス 聖書日課 2009年7月9日(木)

使徒3章 キリスト者が持っているもの

ペトロは言った。
「わたしには金や銀はないが、持っているものをあげよう。ナザレの人イエス・キリストの名によって立ち上がり、歩きなさい。」(使徒3:6)

 ペトロとヨハネはその日、神殿へと出かけました。自分から、決められた時間と場所に祈りに行くことは、信仰生活の中心の一つです。

 二人の姿を見つめていた男がいました。彼は生まれながら足が不自由な物乞いです。彼が求めていたのは、お金でした。彼は二人に声をかけました。二人は足を止めて彼をじっと見つめます。この二人には、神の目が与えられていました。それは、キリストへの信仰こそが人の持ちうる最高のものだ、という真理を見ることができる目です。二人は、彼に「キリストの名」を与えます。キリストの名によって立って生きるように告げ、実際に右手を取って彼を立ち上がらせました。聖霊は、足の不自由な彼にキリストを信じる信仰を与えました。彼は、体も癒やされて、踊り、歩き回って神を賛美しながら、二人と一緒に祈りの場に参加しました。

 この二人のキリスト者は、キリストの名を持ち、これを与えることができました。キリスト者が主の名を宣べ伝えるなかで、復活の主御自身が働いてくださり、共に祈る者を起こしてくださいます。

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