月刊誌リジョイス 聖書日課 2009年4月22日(水)

エゼキエル8章 激怒を招く像

彼がわたしに、「人の子よ、目を上げて北の方を見なさい」と言ったので、北の方に目を上げると、門の北側に祭壇があり、入り口にはまさにその激怒を招く像があるではないか。彼はわたしに言った。
「人の子よ、イスラエルの人々がわたしを聖所から遠ざけるために行っている甚だ忌まわしいことを見るか。しかし、あなたは更に甚だしく忌まわしいことを見る。」(エゼキエル8:5-6)

 エゼキエルは、再び神の幻に捉えられ、その幻のうちにエルサレムに運ばれます。そこで忌まわしい罪の数々が行われているのを見ます。

 神殿の入り口には、かつてバビロンの平野で見たのと同じイスラエルの神の栄光がありました(4節)。しかし、何ということでしょうか。そのすぐ近くには、「激怒を招く像」も安置されていたのです。真の神殿には、ただひとりの真の神がおられるのみです。そこに、二神が祀られることはあり得ません。もし、偽りの神を置くのであれば、真の神は去らねばなりません。

 エゼキエルの見たエルサレム神殿においては、「激怒を招く像」が神殿の入り口に置かれていました。このことによってイスラエルの人々は、真の神を神殿から追い出してしまったのです。主が「激怒」されるのも無理はありません。

 真の神と偶像とを並べて置くのは、考えられないことです。しかし、私たちの心は、神を尊ぶ思いと悪魔のような思いを、同時に持つことがあります。主の激怒を引き起こすまえに、悔い改め、心から偶像を取り除きましょう。

コントローラ

Copyright (C) 2009 RCJ Media Ministry All Rights Reserved.