月刊誌リジョイス 聖書日課 2009年1月21日(水)

創世記11章 バベル

こういうわけで、この町の名はバベルと呼ばれた。主がそこで全地の言葉を混乱(バラル)させ、また、主がそこから彼らを全地に散らされたからである。(創世記11:9)

 天まで届く塔(4節)―それは人間の、神への挑戦のしるしです。天は神の住まいです。そこにまで達する塔を築こうとすることは、あきらかに神への反逆です。まさに人はそうすることで、神のようになろうとしました(3章5節)。しかし、神に背いて自分が神になろうとする時、人は塵に帰る(3章19節)ほかありません。

 神は、人間たちの言葉を混乱させ、通じなくさせることによって、この企てを中断されました。言葉が通じないことは、確かに、彼らに対する神の審判でした。しかし、同時に、それは、彼らを神なき悲惨から救い出すために伸ばされた憐れみの御手でした。不便ですが、一致団結して神に逆らうよりましです。

 現代社会にあっては、いたるところでバベルの塔の建設が企てられています。しかし、神なき企ては、いついかなる時にも祝福を受けることはありません。人は被造物です。神を土台に据える時にこそ、そのわざは豊かに祝福されます。人のすべての営みは、神の御前にひざまずくことから始まります。

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