月刊誌リジョイス 聖書日課 2009年1月20日(火)

創世記9-10章 契約の虹

すなわち、わたしは雲の中にわたしの虹を置く。これはわたしと大地の間に立てた契約のしるしとなる。(創世記9:13)

 主なる神は、箱舟から出たノアとすべての生き物を祝福され、「産めよ、増えよ、地に満ちよ」(1節)と仰せになりました。人を創造された時の祝福の御言葉(1章28節)をここでもう一度語られたのです。罪によって破滅に向かっていた世界に、命の祝福が回復されました。

 そして、ノアと子孫との間に永遠の契約をお立てになりました。人類を二度と滅ぼすことはしないとの、喜ばしい、憐れみに満ちた契約です。この契約のしるしとして、神は雲の中に虹を置かれました。虹はこの契約を有効にする捺印のようなものです。この契約は、神がご自身の主権によってお立てになった契約です。人が罪深くても、人の手の届かないところに置かれています。それゆえに、永遠に揺らぐことはありません。

 この契約のもとに、神は人類の罪を抑制し、人の命を守り、世の終わりにいたるまで地上の歴史を存続させてくださいます。そして、神が、この恵みを土台として、さらに大いなる救いの契約―イエス・キリストを頂点とするあがないと命の契約―を進展させ、成就してくださいます。

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