あさのことば 2018年5月13日(日)放送

野島邦夫(国立聖書教会牧師)

野島邦夫(国立聖書教会牧師)

メッセージ: 悪事をしても天国へ? 1.勧善懲悪

 いかがお過ごしでしょうか。国立聖書教会の野島邦夫です。
 善い事をすれば天国へ行けるし、悪い事をすれば地獄に落ちる。私たちの心の中には何となくそんな思いがあるのではないでしょうか。ですから、不慮の事故に遭って大けがをした人がインタビューに答えて言います。何も悪い事をした覚えはないのに、どうして私がこんなひどい目に遭うんでしょうか、と。

 勧善懲悪のドラマは大抵ヒットします。少し前なら水戸黄門、今は何でしょうか。
 勧善懲悪とは、善い事を勧め悪い事を懲らしめるという意味です。ですから、善い事をすれば必ずよい報いがあり、悪い事をすれば必ず報復があると戒めます。私たちの心の中に共感する気持ちがあるからヒットするのでしょう。

 この善い報いと報復は、世代や時代を超えるようです。この惨めな私の境遇は親が悪い事をした報いかもしれない、という手記の一節を読んだことがあります。これは因果応報の考えです。過去の善悪の行為に応じて現在の幸不幸の報いがある、という意味です。

 これらについてキリスト教はどう言うのでしょうか。キリスト教の強調点は、イエス・キリストへの信仰です。善悪の行為によらないで救われると言います。しかし続けて、善い事をすれば天国へ行けるし、悪い事をすれば地獄に落ちるという考えがキリスト教には無いと考えるなら、それは誤りです。

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