主のために与えられた安息 | レビ記 25章

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レビ記 25章

あなたたちがわたしの与える土地に入ったならば、主のための安息をその土地にも与えなさい。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 レビ記 25章2節

主のために与えられた安息

25章には、安息の年とヨベルの年について記されています。神から与えられた土地を6年間耕して、7年目は安息を与えること、そして安息の年を7回終えた翌年、つまり50年目はヨベルの年として特別な解放を与えることです。

安息の年は土地も安息しますが、耕さないで自然に出た穀物はすべての働き人やその家族、また家畜、野生の動物までも自由に食べることができます。50年目のヨベルの年は、全住民に解放が宣言され、奴隷は放たれ、借金を負っている人は帳消しされ、買い取った土地も元の持ち主に返されます。まさに、ヨベルの年は、すべての抑圧から自由が取り戻される解放の年でした。

これは、イスラエルの人びとにとって真の恵みの年と言っても言い過ぎではありません。聖書は、これを「主のための安息」と言っています(2、4節)。土地や動物、人のために制定されたこの安息は、真実には主なる神のため、神の栄光のためなのです。すなわち、神は被造物の主であり、御自分の被造物が安息を得て、元気を回復して生きることを喜んでおられます。だからこそ安息は主のためなのです。

安息が神の栄光のために与えられていることに感謝して歩むことができますように。

【祈り】

神の栄光のために安息を与えてくださった神様、心から感謝いたします。

申 成日(広島教会)