主の御声を聞き分け主に導かれる | ヨハネによる福音書 10章7-18節

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ヨハネによる福音書 10章7-18節

「わたしには、この囲いに入っていないほかの羊もいる。その羊をも導かなければならない。その羊もわたしの声を聞き分ける。」日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ヨハネによる福音書

主の御声を聞き分け主に導かれる

この章は、主イエスが羊の門や羊飼いに、そして私たちが羊に譬えられている箇所です。9節ではご自身を「門」に譬えられて、「わたしを通って入る者は救われる」、豊かな命を得ることになると言われて、主の門をくぐった者たちの幸いと励ましが語られています。

そのような関係性の中で、キーワードのように繰り返されているのが「聞き分ける」という言葉です(3、16節)。当時、主イエスの真実の御声以外にも、ファリサイ派やユダヤ人の声など、ほかにもたくさんのまことしやかな声、或いは恐れを抱かせるような声があったようです。

私たちも人生を歩んでいれば、主イエスとは違う声、主義主張に出会います。世界からも日本の中からもまことしやかな発言が聞こえてきます。或いは、自身の内側からも聞こえてくる声があります。そのような中、イースターを経た私たちは、主イエスの御声に聞き従う歩みを心に留めたいと思います。

さらに16節では、これから主の群れに加わるであろう羊のことも語られています。主が一つに集めようとされている群れを邪魔することなく、主の御声のみに導かれる群れでありたいと願います。

【祈り】

主の御声を聴くことの出来る幸いに感謝します。外と内から聞こえてくる誘惑の声に陥らないように、御声にこそ従えますように。

大木 信(西鎌倉教会)