キリストのために生きる最高の人生 | 使徒言行録 26章

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使徒言行録 26章

「今日この話を聞いてくださるすべての方が、私のようになってくださることを神に祈ります。このように鎖につながれることは別ですが。」日本聖書協会『聖書 新共同訳』 使徒言行録 26章29節

キリストのために生きる最高の人生

アグリッパ王とベルニケが、カイサリアのフェストゥスを表敬訪問したとき、パウロのことが話題に上りました。アグリッパ王がパウロの話を聞いてみたいと言ったため、再びパウロに証しの機会が与えられました。

熱心なユダヤ教徒で最も厳格なファリサイ派に属し、キリスト者を迫害することに人一倍熱心だった彼が、どのように主イエスに出会い、主の証人として召され、その働きに専念してきたかを話していたとき、フェストゥスは大声で言いました。「パウロ、お前は頭がおかしい。学問のし過ぎでおかしくなったのだ」。これを聞いて、パウロが応えた言葉が上記の「きょうの聖句」です。

将来を有望視されていたパウロが主に出会ったことにより、人生は一変しました。激しい反対者たちからの迫害に遭いながら苦難の中で多くの教会を広域に建てました。その後、エルサレムで逮捕され、今カイサリアで2年にも及ぶ軟禁生活を強いられています。フェストゥスは、パウロは何と愚かで損な人生を選択したのだろう、学問のし過ぎで頭がおかしくなってしまった、と思ったようです。

しかし、パウロにとってキリストは最高の価値あるお方であり、キリストを得、キリストのために生きる人生に彼は最高の価値を見出していたのです(フィリ3章8節参照)。

【祈り】

主よ、わたしにもそのような価値ある人生を歩ませてください。

後藤 公子