教会役員にふさわしい人物とは | テモテへの手紙一 3章

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テモテへの手紙一 3章

同じように、奉仕者たちも品位のある人でなければなりません。…清い良心の中に信仰の秘められた真理を持っている人でなければなりません。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 テモテへの手紙一 3章8節~9節

教会役員にふさわしい人物とは

パウロは、教会の「監督」や「奉仕者」にふさわしい人物について、さまざまな点から教えています。私たちの教会では長老(牧師を含む)や執事に当てはまることでしょう。

二つの職務には求められることに違いもありますが、多くは共通しています。結婚している場合、その「一人の」相手に誠実であり続けること。自分の家庭と子どもたちをよく治めていること。寛容で争いを好まず、人の悪口を言わないこと。「節制」、すなわち自分を制し、冷静でいられること。酒におぼれないこと。金銭を愛さないこと。品位があり、尊敬に値する人物であること。以上のような点において非難される点がないこと。つまり教会役員は、ただ教会で具体的な奉仕ができればそれでよいわけではありません。家庭生活を含めた普段の生活全体、その人柄全体が問われます。

これらは厳しい基準と言えるでしょう。とても自分はふさわしくないと思えるかもしれません。しかし、すでに教会役員になっている者は、教会による「審査」を経て、その務めに就かせられました。教会はこれからもそうしていくべきです。もちろん誰にでも欠けはありますから、神の憐れみと助けを共に祈り求めましょう。

【祈り】

神よ、あなたの教会にふさわしい役員が立てられ、仕えていくことができますよう助けてください。

坂尾 連太郎(南与力町教会)