月刊誌リジョイス 聖書日課 2024年10月30日(水)

民数記33章 誤りやすい私たちと共に神はおられる

  

モーセは主の命令により、出発した地点を旅程に従って書き留めた。(民数記33:2)

 エジプトを脱出したイスラエルは、神に導かれて荒れ野を進みます。その道行きは困難を極めました。いや、荒れ野という道程そのものが厳しかったのではありません。この道を行くときに、しばしば神につぶやいたことが、彼らの歩みを厳しくしたのです。荒れ野ですから、エジプトにいた頃に比べればさまざまな物に不足したでしょう。しかし、エジプトから助け出してくださった主が共におられます。驚くべき救いの御業を体験したのに、どうして主に信頼し続けることができなかったのでしょう。

 荒れ野の旅は、神が共におられることの記録です。旅程の一つひとつは単なる記録かもしれません。特別な恵みが思い出されるのではない地点もあるでしょう。しかし、これは紛れもなく神が共にいてくださったことの記録です。イスラエルには、約束の地へと行くために遠回りさせられた記録です。しかし神にとっては、恵みをもって彼らを導かれた記録です。

 私たちの信仰の歩みを振り返ると、順風満帆だったとは言いがたいでしょう。むしろ、神に従うことに失敗したことの方が多いぐらいです。そうであればこそ、神が支えてくださって、きょうがあることを思います。神が共にいてくださる。これだけが、神の国へと到るための確かな保証です。

 【祈り】 主はわたしの歩みをきょうまで導き、明日の歩みも導いてくださいます。主に栄光がありますように。

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