月刊誌リジョイス 聖書日課 2024年10月 7日(月)

民数記22章 バラムも主の御手の中

  

主の御使いはバラムに言った。「この人たちと共に行きなさい。しかし、ただわたしがあなたに告げることだけを告げなさい。」(民数記22:35)

 主イエスは、ご自分の弟子たちを宣教に遣わされるとき、告げられました。「わたしはあなたがたを遣わす。それは、狼の群れに羊を送り込むようなものだ」(マタ10章16節)。これでは助かりようがありません。

 さて、民数記22章の御民イスラエルも同じでした。モアブの王バラクによって名の知れた占い師バラムが招かれて、呪いがかけられようとしていたからです。

 バラムは従順な主のしもべであるかのような態度を取り、バラクの家臣に答えます。「わたしの神、主の言葉に逆らうことは、事の大小を問わず何もできません」。しかし、これは、より大きな報酬を得るための偽りの言葉でした。彼は不義のもうけを得ようとしていたからです(2ペト2章15、16節)。

 そこで、神の燃える怒りがバラムに向かいます。そしてこのとき、バラムを助けたのは彼のろばでした。バラムはろばに説得され、さらに目が開かれて抜身の剣を手にした御使いを見ます。恐れおののいてバラムは言いました。「もしも、意に反するのでしたら、わたしは引き返します」。

 この後、彼は主の言葉を忠実に託宣する人として用いられました。主は大いなるお方です。それゆえ、狼の群れの中の羊である私たちも安心です。

 【祈り】 主よ、あなたの不思議な守りの中に常に置かれていることを感謝いたします。

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