月刊誌リジョイス 聖書日課 2024年10月 1日(火)

マタイ23章 時が過ぎ去る前に

  

「めん鳥が雛を羽の下に集めるように、わたしはお前の子らを何度集めようとしたことか。だが、お前たちは応じようとしなかった。」(マタイ23:37)

 神はイスラエルの民を救い出そうと、これまで幾度となく御手を差し伸べて来られました。しかし、ユダヤ人たちはその度にその手を払いのけ、神の救いを拒み続けました。そして今、天から遣わされた神の御子をも十字架に架けて殺そうとしています。

 主イエスは、その彼らの不信仰を嘆かれ、「めん鳥が雛を羽の下に集めるように、わたしはお前の子らを何度集めようとしたことか」と告げられました。雛はめん鳥の庇護が無ければ、生きていくことはできません。人間もまた神の助けと守りがなければ、倒れるしかありません。そこで主イエスは、神の救いを拒み続ける人びとに、「見よ、お前たちの家は見捨てられ…る」と告げられました。しかしそれは、もうお前たちは滅びてしまえばよい、という死刑宣告ではなく、そうなる前に神に立ち帰れという呼びかけなのです。

 神はきょうも私たちに、あなたがたは滅びてはならない、時が過ぎ去る前にわたしのもとに帰れ、我が翼の下に入り生きよ、と呼びかけておられます。その神の御声を聞くことのできる今は、恵みの時です。きょう、この神の御声に「主の名によって来られる方に、祝福があるように」と答えて、イエスを主として心に迎えることができる者は幸いです。

 【祈り】 愛する神よ、時が過ぎ去る前に、あなたの呼びかけに答えることができますように。

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