民数記18章 神と隣人のために仕える祭司
主はアロンに言われた。「あなたとあなたの子ら、ならびにあなたの父祖の家の者らは、共に聖所に関する罪責を負わねばならない。…」(民数記18:1)
主なる神は目に見えない存在ですが、そのご存在を民に示すために、あえて一つの幕屋をご自身の住まいとしてお定めになりました。主の幕屋を他と区別するため、神は、主の民イスラエルのうちレビ族でない「一般の人」が主の幕屋に近づくことを禁止なさいました。主の幕屋に近づく一般の人は命を取られます。民はそのことを通して、神のご存在に対する健全な畏れを抱くようになります。
しかし、主の幕屋に近づくことが許されていない一般の人たちは、決して神礼拝から退けられているわけではありません。神はイスラエルの人々の中から、主の民を代表して主の幕屋に入り、祭儀を執行する祭司と、祭司の職務を補佐するレビ族の奉仕者とをそれぞれお選びになりました。主の幕屋に入ることが特別に許された彼らの働きが、一般の人たちを含む主の民イスラエル全体と神との間を執り成します。一般の人は、神に選ばれた祭司とレビ族の働きを通して、神礼拝に参与できるのです。
私たちは、永遠の大祭司イエスの執り成しによって罪を赦され、主イエスの御名によって神を礼拝するようにと招かれた主の民です。礼拝への招きに応え、礼拝において神と隣人とに仕える幸いが、私たちには与えられています。
【祈り】 神よ、わたしのような罪人が礼拝に招かれたことを感謝します。畏れをもって主の前に立てますように。
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