月刊誌リジョイス 聖書日課 2024年9月 5日(木)

民数記13章 主が共に居てくださる確信と自信

  

カレブは民を静め、モーセに向かって進言した。「断然上って行くべきです。そこを占領しましょう。必ず勝てます。」(民数記13:30)

 エジプトからシナイ半島南側を回って約束の地カナンの入口ベエル・シェバまでの出エジプトの旅程は、およそ9百キロ程です。途中の宿営期間を含めても、数ヶ月でイスラエルの陣営は約束の地の入り口に到達したことでしょう。モーセはこれから侵入する地について各部族の指導者を遣わして偵察させます。

 確かにその地はとても豊かな地でした。実っていたぶどうは二人がかりで担がなければならないほどでした。しかし、十二部族の代表のうち十人は、その地の住民に恐れを抱き、「あの民に向かって上って行くのは不可能だ」と悪い情報を流します。

 ただ二人、モーセの従者でもあったヌンの子ヨシュアとユダ族のエフネの子カレブは「断然上って行くべきです」と進言します。カレブの自信はどこから来るのでしょう。彼はその土地の住民たちの力強さを侮っているのでしょうか。

 もちろんカレブも土地の住民が巨人のように恐ろしいことを見なかったはずがありません。しかし、カレブは自分たちの先頭に立って戦ってくださる神を信頼していました。十人の偵察者は、自分たちの力だけで事態を解決しようとして絶望してしまったのです。私たちは神と共に進むのですから恐れるものはありません。

 【祈り】 主よ、あなたが私たちと共にいてくださるから私たちは恐れません。あなたの約束を実現させてください。

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